契約更改途中経過 “暖冬”は日本ハム “厳冬”は中日

[ 2015年12月7日 08:00 ]

契約更改を行い、会見で笑顔を見せる大谷

 プロ野球の契約更改交渉が進んでいる。12月6日現在の状況をまとめた。(人数は更改終了人数。金額は更改を終えた選手の年俸合計で、増減はその前年比)

ソフトバンク29人(増9、減8、維持12)8億7735万円 △5%
日本ハム  52人(増30、減10、維持12)19億9990万円 △19%
ロッテ 33人(増13、減17、維持3)6億1630万円 △2%
西 武 50人(増21、減19、維持10)20億9620万円 △14%
オリックス 26人(増9、減9、維持8)7億3580万円 ▼2%
楽 天 48人(増13、減15、維持20)14億2230万円 ▼1%

ヤクルト  36人(増15、減17、維持4)7億1860万円 △1%
巨 人 44人(増19、減17、維持8)31億1495万円 0%
阪 神 45人(増15、減20、維持10)13億6280万円 ▼2%
広 島 46人(増13、減21、維持12)9億8755万円 △1%
中 日 48人(増16、減26、維持6)12億4312万円 0%
DeNA  28人(増13、減8、維持7)8億5180万円 △4%

 ▽アップ率1位 中日・若松の555%。今季10勝の活躍で今季の550万円から3600万円への昇給を果たした。中日・亀沢が355%、巨人・立岡が300%で続く。

 ▽アップ額1位 日本ハムの増井、大谷がそれぞれ1億円アップ。増井は1億2000万から、大谷は1億円から昇給した。トリプルスリーのヤクルト・山田、ソフトバンク・柳田が未更改で、更新は確実か。

 ▽ダウン率1位 日本ハム・武田久の78%。今季は両膝を手術して1軍登板がなく、8000万円から1800万円に下がった。右肩を手術したオリックス・比嘉が75%(6000万円→1500万円)で続く。

 ▽ダウン額1位 巨人・阿部が5億1000万円から史上4位の下げ幅となる1億8400万円減で更改。

 ▽暖冬 日本ハムはここまで30人がアップ。ダウンは10人にとどまり、更改済み選手の年俸合計は前年比2割増。西武も8800万円増で1億5000万円になった秋山ら大きなアップが目立つ。

 ▽厳冬 中日はダウン更改が26人でアップより10人も多い。昨年ドラフト1、2位入団でいずれも0勝の野村、浜田智ら9人は、野球協約の減額制限(1億円以下は25%)いっぱいのダウン。活躍した若松、亀沢は大幅昇給しており、信賞必罰ぶりが際立つ。今季未登板に終わった年俸3億円の岩瀬はどうか。優勝を逃した巨人は、不振の内海、村田らが複数年契約のため現状維持。阿部を除いて極端な厳冬にはなっていない印象だ。

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2015年12月7日のニュース