マリナーズが青木獲り “レギュラーで出場”本人希望にも合致

[ 2015年12月2日 05:30 ]

ジャイアンツからFAとなった青木

 マリナーズが、ジャイアンツからFAとなった青木宣親外野手(33)の獲得に乗り出していると、30日付の地元紙ザ・ニューズ・トリビューンが報じた。「ここにきて、マリナーズはかなり(青木に)興味があるようだ」という球界関係者の談話を紹介。出塁率の高さがチームの補強ポイントに合致しているという。

 チームは今オフ、ジェリー・ディポト新GMの下で積極的な補強に動いている。その中でトレードでマーリンズの外野手オズナ獲得へ交渉を続けていたが、交換相手が釣り合わず不調に終わったもよう。今季は1番打者に計10選手を起用するなどリードオフマンを固定できずプレーオフ進出を逃しており、メジャー通算出塁率・353の青木はうってつけの存在と言える。獲得した場合は右翼か左翼のいずれかを守る見込みだ。

 青木はメジャー4年目の今季は前半戦から打率3割を超えオールスター出場も確実視されていたが2度の死球による故障と脳振とうで、最終的には93試合出場で打率・287。シーズン終了後にFAとなっていた。代理人のネズ・バレロ氏は「かなりの数の球団が興味を示している」と話し、他にもオリオールズ、エンゼルス、インディアンスなどが興味を示している。

 青木はレギュラーとして出場できるチームを希望しておりマ軍との交渉が一気に進展することも十分に考えられる。かつてイチローが君臨し、鉄壁の守備で「エリア51」とも呼ばれたセーフコ・フィールドの右翼が青木に託される可能性もある。

続きを表示

2015年12月2日のニュース