ソフトB工藤監督 プレーヤー殿堂候補に 9人が新候補者入り

[ 2015年12月2日 10:30 ]

西武時代の工藤

 野球殿堂博物館は1日、来年の野球殿堂入りの競技者表彰候補者を発表した。候補者はプレーヤー表彰が23人、エキスパート表彰が13人の計36人。プレーヤー表彰では、通算224勝の工藤公康氏(52=現ソフトバンク監督)ら9人が新候補者入り。エキスパート表彰では、岡田彰布氏(58)ら4人が候補者入りした。殿堂入りの発表は来年1月18日に行われる。

 工藤監督は現役時代に通算224勝を挙げ、さらに在籍した西武、ダイエー(現ソフトバンク)、巨人の3球団で日本一を経験し、優勝請負人といわれた。実働年数29年は歴代1位タイと、選手寿命を伸ばす役目も果たすなど球界への功績は大きい。

 本人の現役引退表明は11年オフだが、規定により最終所属の10年西武から5年が経過した16年の候補に名を連ねた。候補者入り初年度に殿堂入りとなれば、60年スタルヒン氏、94年王貞治氏、14年野茂英雄氏に次ぐ4人目の快挙となる。

 ▽野球殿堂 1959年に創設。競技者表彰は、08年から、現役引退後5年以上経過した人で候補入りしてから15年間が選考対象となるプレーヤー表彰と、現役以外の監督やコーチ、または選手引退後21年以上経過した人が対象となるエキスパート表彰に分かれた。プレーヤーは野球報道経験15年以上の新聞・通信、放送の記者(約300人)、エキスパートは競技者表彰で殿堂入りした野球人(約30人)と競技者表彰委員会幹事と野球報道経験30年以上の委員(約70人)が投票。いずれも有効投票数の75%以上の得票で選出。

続きを表示

2015年12月2日のニュース