バンデンハーク 開幕9連勝でソフトバンクM1「あした決めたい」

[ 2015年9月16日 21:12 ]

<オ・ソ>8回2死二塁、代打・ヘルマンを遊ゴロに打ち取りガッツポーズするバンデンハーク

パ・リーグ ソフトバンク2―0オリックス

(9月16日 京セラD)
 2位・日本ハムの結果次第では優勝が決定する試合。だが、バンデンハークは目の前の試合に集中していた。チームが苦手とするオリックス・東明との投げ合い。序盤から全開だった。

 150キロ超の速球とスライダー、ナックルカーブを自在に変化球を操り、4回まで1人の走者を許さない圧巻の投球。3~4回には5連続三振を奪うなど7回まで毎回の10K。5回1死満塁、8回1死二塁のピンチもしのいで、チームを優勝へ“あと一歩”のところへ回導いた。

 「自分たちは勝ってマジックを1つ減らすことしかできない。目の前の試合に勝つことだけを考えて投げた。勝つことができてよかった」。右腕は誇らしげに笑った。

 これで開幕9連勝。外国人投手としては64年のバッキー(阪神)、94年の郭泰源(西武)に並ぶ歴代2位タイとなったが「自分一人の力ではない。チームメートの力を借りて次の試合も集中したい」。リーグ制覇が目前に迫り、表情は自然に緩む。「(日本ハムの結果が)どうなるか分からないが、自分たちがもう1試合勝てばいい。あした勝って決めたい」と宣言した。

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