また1点差勝ち 興南・砂川が決勝打「迷わず振ることができた」

[ 2015年8月16日 18:34 ]

<興南・鳥羽>8回1死三塁、興南・砂川は勝ち越しの左前適時打を放つ

第97回全国高校野球選手権大会3回戦 興南4―3鳥羽

(8月16日 甲子園)
 5回までに2点のリードを許す重苦しい展開。後半で興南(沖縄)が粘りを見せて逆転、2010年の春夏連覇以来となる準々決勝進出を果たした。

 同点で迎えた8回、先頭打者の安打、犠打失策で1死三塁の好機に砂川が左前に勝ち越し打を放った。その前の回はスクイズ失敗直後に仲の左越え三塁打で同点とするなど諦めない姿勢が実った。砂川は「仲間がつないでくれたので迷わず振ることができた」と決勝打の場面を振り返った。

 我喜屋監督は苦しい戦いに「何があるかわからない、予想しないがプレー出た。野球は素晴らしいスポーツ」と話し、7回に代打二塁打を放った二宮の起用を「ラッキー(ボーイ)的なところあった、運を呼び込もうと代えた」と同点とした回を勝負のポイントを挙げた。

 2回戦の石見智翠館に続き、この日も1点差で勝利をものにした。準々決勝はオコエ擁する関東第一(東東京)との対戦となった。我喜屋監督「どこと当たっても自分たちの野球をするだけ、無欲で頑張ります」と5年ぶりとなる頂点へ意気込みを示していた。

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