仙台育英・佐藤世 救援でエースの仕事、指揮官称賛「落ち着いていた」

[ 2015年8月16日 15:57 ]

<花巻東・仙台育英>好救援で8強入りに貢献し、ガッツポーズする仙台育英の佐藤世

第97回全国高校野球選手権大会3回戦 仙台育英4―3花巻東

(8月16日 甲子園)
 今秋のドラフト候補碗の仙台育英・佐藤世那が好救援で花巻東打線を封じ、21年ぶりの8強進出を決めた。

 14日の2回戦、滝川二戦で完投した佐藤世はベンチスタート。宮城大会で安定した結果を残した百目木(どめき)が先発した。3―1の4回、百目木がソロアーチを浴び、1死から内野安打で同点の走者が出たところで佐藤世がマウンドに上がった。

 走者を背負った場面での登板だったが、佐藤世は冷静な投球で後続を断ち無失点に抑えた。5回以降も安定したピッチング。変化球と伸びのある直球がコーナーに決まり、凡打の山を築いた。味方が1点を援護し4―2で迎えた7回には味方の失策が絡み失点を許したが、8回、9回も無失点で抑えて5回2/3を1失点。1点のリードを守り抜いた。

 佐々木監督は試合後に「世那がよく投げてくれた。これまで走者を背負った場面から代わって登板するのはあまりなかった。それでも、マウンドの感触はどうだったと聞くと“大丈夫です”と答えてくれて。落ち着いているなあと思いました」とエースの力投をねぎらっていた。

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