興南 逆転勝ち、春夏連覇10年以来の8強 鳥羽は69年ぶり進出逃す

[ 2015年8月16日 17:46 ]

<興南・鳥羽>力投する興南先発の比屋根

第97回全国高校野球選手権大会3回戦 興南4―3鳥羽

(8月16日 甲子園)
 第97回全国高校野球選手権大会の第11日は16日、甲子園球場で行われ、第4試合では興南(沖縄)と鳥羽(京都)が対戦。興南が競り合いを制し逆転勝ち、優勝した2010年以来5年ぶりに準々決勝進出を果たした。鳥羽は、準優勝した1946年(当時は京都二中)以来69年ぶり8強はならなかった。

 試合は序盤から動き、興南が2回無死二、三塁から佐久本の中前適時打で先制、直後の3回、鳥羽が2死満塁から伊那の左翼線2点適時打で逆転した。5回にも鳥羽が1死二、三塁から伊那の中犠飛でリードを広げた。

 興南は6回1死二、三塁から佐久本の遊ゴロの間に1点を返し、7回1死二、三塁からスクイズ失敗の直後、2死三塁から仲の左越え三塁打で3―3の同点。8回に安打と犠打、失策で1死三塁とし砂川の左前適時打で勝ち越した。

 投げては比屋根が5回までに3失点したが、6回以降を無失点にしのいで完投勝ちを収めた。

 興南は10年春夏連覇から続いている甲子園での連勝記録を13に伸ばした。甲子園13連勝は87~92年のPL学園(13連勝)以来、8校目。

 鳥羽は5回までに2点リードしたが、興南の粘りに屈した。

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