オリックス・金子 球団記念試合に花添える「いいテンポで投げられた」

[ 2015年7月13日 21:42 ]

<オ・ロ>球団公式戦通算10000試合というメモリアルゲームで今季3勝目を挙げた金子

パ・リーグ オリックス5―3ロッテ

(7月13日 京セラD)
 オリックスの金子が1カ月ぶりの白星となる3勝目を手にした。

 チームはこの日、阪神に次いで2球団目となる公式戦通算10000試合に到達。そのメモリアルな試合にエースの金子が見事に花を添えた。

 7回まで2安打無失点と完ぺきな投球でロッテ打線を沈黙させていた金子。昨年9月以来となる完封も見えてきたが、8回に守備の乱れから走者を背負うと、代打・サブローに適時打を許して失点を喫した。

 ならば、今季初の完投と9回のマウンドに上がったが、あと一人というところで今江に適時打を浴び、ここで降板。それでも無四球でしっかりと試合をつくるところはさすがエースだった。

 「序盤はしっかり打たせて取る投球ができた。いいテンポで投げられた」とこの日の投球に胸を張る金子は「(チーム通算10000試合の)節目の試合で投げて、勝てたことはうれしい」と表情を緩ませた。

 オフに右肘の手術を受けた影響もあり、自身の“開幕”は5月と遅れた。登板3試合目から立て続けに白星を積み重ねるも、6月21日の西武戦から3連敗。「今年は投げ始めるのも遅くて、ここ1カ月間も白星がなく、チームにまったく貢献できずに悔しかった」と金子は唇を噛む。しかし、「しっかり前を向いてマウンドに上がろう」と気持ちを切り替えた右腕は周囲を唸らせる118球。福良監督も「今日は金子に尽きる」と満足そうにうなずいていた。

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