県岐阜商・高橋また登板なし 痛めた左足完治まだ…

[ 2015年7月13日 05:30 ]

<県岐阜商・関商工>ゲーム前、シートノックの手伝いをする県岐阜商・高橋

第97回全国高校野球選手権岐阜大会3回戦 県岐阜商5―4関商工

(7月12日 大垣市北公園)
 今秋ドラフト1位候補の県岐阜商・高橋純平は、初戦に続き、登板機会がなかった。関商工戦は延長戦にもつれ込む大熱戦。3回からは急きょ外野席が開放されるほどの観衆が集まったが、お目当ての右腕は、最後までブルペンで肩をつくることもなかった。

 延長10回に相手の暴投でサヨナラ勝ち。薄氷の1勝に、ベンチから声を出し続けた主将は「苦しい展開でもみんな集中力が高まって頑張った」と喜んだ。ただ、自身の状態については「フォームが全体的に崩れている」と歯切れが悪く、小川信和監督も「調子が良くない。無理させられない状況」と説明した。

 5日の初戦はグラウンドで足を引きずるようなしぐさがあり、大会前に痛めた左足の異変を指摘するスカウトもいた。徐々に快方に向かっているものの、長引いているもようだ。4回戦となる次戦は19日だが、投球時に踏み出す足だけに、慎重にならざるを得ない。この日も阪神、オリックスなど11球団22人のスカウト陣が集結したが、またも肩すかし。高橋は「次は投げたい。来週は大丈夫だと思います。先は長い」と語気を強めた。 (吉仲 博幸)

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2015年7月13日のニュース