ファウルボール直撃のファン 恐怖体験語る「反応する時間がなかった」

[ 2015年7月13日 17:23 ]

ファンに対してファウルボールと飛んでくるバットに注意を促すフェンウェイ・パークの表示板(AP)

 米メディアは12日、ボストンのフェンウェイ・パークで10日に行われたレッドソックスとヤンキースの試合中にファウルボールが直撃した女性ファンが、順調に快方に向かっていることを伝えた。

 三塁側ベンチ付近の席で試合を観戦していた36歳のこの女性は5回にヤンキースのグリゴリアスが放ったファウルボールを顔面に受けて出血。球場スタッフの応急処置後にボストン市内の病院へ搬送された。額を36針縫うことになったが、脳への異常などは認めらず、翌日の11日に退院。現在は自宅で静養しているという。

 女性はメディアの取材に対して「十分注意はしていたが、ファウルボールに反応するだけの時間がなかった」と恐怖の瞬間についてコメント。しかし、病院へ向かうため、止血しながら席を離れる際にグリゴリアスからバットを手渡されたことには「あれには思いやりが感じられた。周りのファンからも励ましの大きな拍手と声援をもらえてうれしかった」と笑顔を見せていた。

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2015年7月13日のニュース