抜てきに応えた!4打点の堂上「ファームで結果を残せてなかったが…」

[ 2015年6月11日 22:21 ]

<日・巨>8回1死一、二塁、堂上は右中間に2点二塁打を放ちガッツポーズ

交流戦 巨人8―4日本ハム

(6月11日 札幌D)
 1軍昇格即、先発出場した巨人・堂上が4安打4打点の活躍を見せ、チームの連敗を5で止めた。

 「自分でもびっくりしています。ファームで結果を残せてなかったが、呼んでもらって。そこは別問題だが、感謝している」

 最大の見せ場は同点の8回だった。1死一、二塁で左腕・宮西から右中間に決勝の2点二塁打。チームの連敗を5で止める、値千金の一打となった。「(宮西は)同級生。気持ちの入った球が来たし、いつも以上に気合が入った」と振り返った。

 5月14日以来の再昇格で「8番・左翼」で先発出場すると、3回の第1打席でチームにとって31イニングぶりのなる適時打となる右前打を放ち波に乗った。

 「最低でも走者を進めようと。いい方向に行った」。すぐに結果を出し、気が楽になったのか4回の第2打席は左前にはじき返し2打席連続のタイムリー。6回にも中越え三塁打を放ち、4打数4安打4打点と原監督の起用に見事、バットで応えた。

 昨季限りで中日を戦力外となり、育成契約からはい上がった苦労人。そのプレーぶりに刺激されたのか首位ながら貧打にあえぐチームは15安打8得点と復調の兆しを見せた。生き残りが懸かる男の気迫が、その呼び水となった。

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