中日・和田 右に左へマルチ 2000安打あと2、一気決める

[ 2015年6月11日 05:30 ]

<ロ・中>9回無死、和田は泳がされながらも左前打を放つ

交流戦 中日2-3ロッテ

(6月10日 QVC)
 惜敗の中、ベテランが大記録に肉薄した。「6番左翼」でフル出場した中日・和田が3打数2安打。今季出場13試合目で4度目のマルチ安打で通算2000安打まであと2本とし、11日にも大台到達の可能性が高まった。

 「打てるに越したことはないけど、勝つために貢献しないと。きょうは走塁がすべて。あれで台無しにしてしまった」

 1―3の7回1死一、二塁の二塁走者で、エルナンデスの二塁へのハーフライナーで飛び出して併殺となり、試合後は厳しい表情。それでも右へ左へ熟練の打撃術は見せつけた。この回の無死一塁の第3打席でロッテ先発チェンから右前打。9回先頭の第4打席では相手守護神・西野から左前打し、1点差に迫るホームを踏んだ。

 2000安打の先輩の谷繁兼任監督は「頭の片隅にはあるだろうけど、打席に入れば考えてないと思う。まあ、時間の問題でしょう」と話した。11日のロッテ戦で一気に決めるのか、12日からの楽天戦で、大学時代を過ごした仙台で決めるのか。勝利にこだわる42歳だけに、快挙は勝ち試合で達成したい。

続きを表示

2015年6月11日のニュース