ソフトB、スタン好投&川島の千金弾で首位浮上「スゴイネ!」

[ 2015年5月17日 18:12 ]

<ソ・西>この日誕生日を迎えた松田へバースデイソングを歌う(左から)スタンリッジ、息子のキャッシュ君、川島

パ・リーグ ソフトバンク4―1西武

(5月17日 ヤフオクD)
 ソフトバンクがスタンリッジの好投と川島の移籍後初となる一発で今季初の首位に浮上した。

 西武戦では4月26日の登板で4回7失点と不本意な投球で降板したスタンリッジ。しかし、この日は初回から安打を許すも本塁は踏ませない粘りの投球でスコアボードに「0」を並べた。

 その投球が実り、5回には「打った本人よりも自分の方が興奮した」という川島の左越え1号ソロで待望の援護点。「このリードを守ろう」ともう一段ギアを上げたスタンリッジは6回に西武の主軸である中村、メヒア、森を3者連続三振に斬って取り、7回にも先頭から2者連続三振と快投を見せた。結局、この回限りでマウンドを降り、7回5安打無失点でチームトップの5勝目。6回から5連続で奪った三振は9を数えた。

 「序盤は苦しい投球が続いたが自分の仕事ができた」。そう胸を張るスタンリッジはこの日の勝利でチームが首位に立ったことについては「スゴイネ!」と日本語で一言。その後は、一緒にお立ち台に上がった川島とともに、この日が誕生日だったチームメートの松田のためにバースデイソングを歌い、笑顔を見せていた。

 工藤監督は「5回を過ぎてからよくなった」とこの日のスタンリッジを評価するも、「序盤はいつも不安定だから、毎登板のように5回以降みたいな投球をしてくれるとよいけれどね」と今後に注文をつけた。「8番・二塁」のスタメン起用に見事応えた川島については「前日のスイングが強かったので彼を使った」と語り、してやったりといった表情を見せていた。

 これで西武には今季初のカード勝ち越し。「調子のよい西武を相手に自分たちが嫌なチームであると思わせることができた。次に対戦するときもウチはやりやすいよね」と手応えを感じている指揮官は「チームはよいかたちで試合ができているので、オリックス戦も同じ流れでいきたい」と次カードに意気込みを見せた。

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