張本氏 DeNA首位は「春の珍事じゃない」 球児には「早く帰ってこい」

[ 2015年5月17日 09:44 ]

<広・D>完投勝利の井納を迎える中畑監督(左)

 野球評論家の張本勲氏(74)が17日、TBS系の情報番組「サンデーモーニング」(日曜前8:00)に出演。首位を走るDeNAについて「春の珍事じゃないね」と強さを認めた。

 中畑監督率いるDeNAは16日も広島を2―1で下し、今季3度目の5連勝。大洋時代の1964年以来、球団史上51年ぶりの7カード連続勝ち越しを決めた。現在、貯金は11に積み上がり、2位巨人とのゲーム差は3。まさに“絶好調”のDeNAについて、張本氏は「春の珍事じゃないね。41試合で12回も1点差で勝つのはチームの状態がいい」と話し、快進撃の理由について「新人の山崎を押さえに回したのは中畑監督の快挙だね」と指揮官を手放しでほめた。

 ゲスト出演したベイスターズOBの仁志敏久氏(43)も「抑えが決まっているというのはチームの編成上凄くいい。セ・リーグの中では打線の好調ぶりが目立つ」と同調した。

 話題がメジャーリーグに及ぶと、張本氏はレンジャーズの藤川に「まだいたんだね、アメリカに。早く帰ってくればいいのにね」と厳しい一言。藤川は開幕前に右脚付け根の張りを訴えてDL入りし、14日に移籍後初登板。復帰2戦目の15日のインディアンス戦ではソロ本塁打をを浴びるなど2/3回を2安打3失点と不甲斐ない結果に終わった。張本氏は「もう35歳だからね。帰ってきて阪神にね」と話し、「環境で合う人と合わない人がいる。例えばイチローは合うんですよ。合わない人もいるから、合わないなら早く帰ってこないと」と日本復帰を勧めた。仁志氏は「ケガが多かったので。やっと復活したのでこれからですよ」と苦笑いでフォローしていた。

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2015年5月17日のニュース