内海負傷…巨人・菅野 対抗不在で“本命一択”開幕投手へ

[ 2015年3月7日 06:23 ]

ブルペンで投げ込む菅野

 巨人・内海哲也投手(32)が上半身のコンディション不良を訴え、6日までに次回登板予定だった11日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)の先発を回避することが分かった。開幕まで3週間に迫った中で調整スケジュールの再考を迫られることで開幕投手は絶望的、開幕ローテーション入りも微妙な状況となった。

 4日の日本ハム戦(札幌ドーム)に先発した内海は3回を1安打無失点と好投。「いいバランスで投げ込めた。次回も継続できるかが重要」と話していたが複数の関係者によれば、同戦で異変を感じていたもよう。当初は4イニングの予定が、3イニングで降板したという話もある。

 内海の負傷離脱で、3月27日のDeNA戦(東京ドーム)での開幕投手は当初から本命視されてきた菅野が務めるのが自然な流れとなる。ただ、長いシーズンの最初のマウンドは特別なもの。原監督も3日に「ファン目線。誰もが納得いく投手」と大役を託すための条件を掲げていたばかり。そのため、2月28日のヤクルト戦(東京ドーム)で3回6安打3失点と精彩を欠いていた右腕は、次回先発予定の12日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で周囲を納得させる投球をすることが「絶対条件」となる。

 菅野はこの日、川崎市のジャイアンツ球場で練習。3日連続で遠投調整し、その後は2日連続のブルペン投球を行った。インステップしがちな左足の着地点を何度も確認し「(状態は)見ての通り。きょうぐらい投げられたらいいと思う」と話した。

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2015年3月7日のニュース