球児“抑えて”前に打球飛ばさせず「ケガのないように」

フリー打撃に登板するレンジャーズ・藤川

　レンジャーズの藤川がフリー打撃に初登板。２４球を投げ、一度も前に打球を飛ばさせなかった。打者３人と対戦し、カブス時代の同僚で１３年に２１本塁打したシューホルツからはスプリットとカットボールで２つ空振りを奪った。

　「何球かは腕を振ったけど、フォームを大事にケガのないようにやりました」。右肘じん帯再建手術（通称トミー・ジョン手術）からは、まだ２年も経過していない。「トミー・ジョン明けの選手は他にもいるし、凄くやりやすい。相談しながらなので不安はない」と新天地で周囲とのコミュニケーションも滑らかな様子。今後はいずれも中１日でフリー打撃登板、紅白戦とこなし、段階を上げる。