清武氏にデータ廃棄と損害賠償30万円 読売新聞社との訴訟判決

[ 2015年2月28日 05:30 ]

 読売新聞東京本社の未掲載の原稿データを無断で第三者に渡したとして、同社が巨人の元球団代表・清武英利氏(64)に1100万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で東京地裁は27日、読売新聞の著作権(複製権)を侵害したとして、データの廃棄と30万円の損害賠償を命じた。

 判決によると清武氏は球団代表だった10年12月、読売新聞東京本社の運動部が取材、蓄積していた長嶋茂雄元監督に関する原稿データを球団職員に電子メールで送らせ、海外にいた知人に転送した。読売新聞グループ本社広報部は「新聞社が紙面で使うことを予定して厳重に保管している原稿を、無断で第三者に送信した清武氏の行為を明確に違法と認めたのは当然と考える」とコメントした。

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2015年2月28日のニュース