パイレーツ 自軍の帽子をかぶるイスラム国の男に不快感

[ 2015年2月28日 16:02 ]

 英国・スカイニュースは27日、フリージャーナリスト後藤健二さんを殺害したとみられる過激派組織「イスラム国」の映像に登場した覆面男、通称「ジハーディ(聖戦士)・ジョン」ことモハメド・エンワジの写真を公開した。しかし、この覆面をかぶらない状態でのエンワジの写真にひどく困惑したのはパイレーツだ。

 クウェートで生まれ、ロンドン西部の裕福な家庭で育ったというエンワジは、まだ英国で生活していた時に撮影されたと思われるその写真でパイレーツを象徴する“P”の刺しゅうが入った黒の野球帽を被っていたのだ。

 自軍の帽子をかぶるエンワジにショックを受けたパイレーツは「帽子に刺しゅうされている黄金の“P”はピッツバーグという街を象徴するものであり、選手、コーチ、そしてファンがその帽子を誇りを持って着用する。写真で殺人者がパイレーツの帽子をかぶっている姿にファンを含めて球団関係者はみな不快感を覚えている」と写真公開後にすぐさま声明を出した。

 なお、AP通信はその写真がエンワジだと特定できないとして公開はしていない。

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2015年2月28日のニュース