菅野 復帰投で10勝目!2年連続2桁も涼しい顔「最低ライン」

[ 2014年9月10日 21:50 ]

<神・巨>復活の勝利を挙げ、原監督(左)と握手をかわす菅野

セ・リーグ 巨人3―1阪神

(9月10日 甲子園)
 「存在感を示すことが大事」。8月に右手中指を痛め、40日ぶりに先発復帰した巨人・菅野が言葉通りの「存在感」を見せた。

 4日の2軍戦での調整を経てのこの日のマウンド。「難しい立ち上がりだった」と振り返るように、初回に、マートン、鳥谷に安打を許して1点を失った。それでも崩れることなく最少失点で切り抜けると、4回2死満塁でも無失点。6回に無死三塁のピンチを迎えるが「あそこで1点をやるのと0点では違ってくる」と冷静に試合を流れをかぎとり、3人を料理。菅野の読み通りに、打線は7回から得点を重ねて勝利を呼び込んだ。

 復帰のマウンドを飾り、2年連続2桁となる10勝目。それでも「最低ライン」と涼しい顔だ。「厳しい戦いが続くのでチームの力になっていきたい」。優勝へのスパートへ欠かせない男の頼もしい言葉が敵地で響いていた。

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2014年9月10日のニュース