済美 処分に部員60人が涙 上甲監督の後任も未定

[ 2014年9月10日 05:30 ]

 済美では放課後、野沢善浩校長が野球部の全部員約60人を集め、口頭で処分内容を説明。来年の甲子園大会の出場が断たれ、2年生を中心に涙を流した部員もいた。

 部内いじめ発覚後の活動自粛から約1カ月が経過し、練習再開のめどは立っていない。2日に病死した上甲正典監督の後任も未定という。永井教頭は「自暴自棄になったりするのが心配で、(部内いじめの)被害を受けた子以外にも心のケアをしないといけない」と話し、当面はスクールカウンセラーが対応する。

 対外試合禁止処分を受けた高校の処分期間と理由は次の通り。

 高野山(和歌山)7月24日~8月23日=部員の喫煙▽菊川南陵(静岡)7月26日~10月25日=部員の喫煙、部内暴力、窃盗▽辻(徳島)7月21日~8月20日=部員の部内いじめ▽石川(福島)8月13日~9月12日=部員の部内暴力、物品強要▽済美(愛媛)8月9日~来年8月8日=部員の部内暴力、いじめ▽泉大津(大阪)8月12日~9月11日=部員の飲酒、飲酒同席、ツイッター掲載▽松江商(島根)8月27日~9月26日=部員の部内暴力

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2014年9月10日のニュース