がばい旋風の佐賀北撃破!利府の1番・万城目“借り”返す3打点

[ 2014年8月13日 16:29 ]

<利府・佐賀北>5回2死、二塁、万城目は中越えに先制適時三塁打を放つ

第96回全国高校野球選手権大会1回戦 利府4―2佐賀北

(8月13日 甲子園)
 初出場ながら、全国V経験のある佐賀北を下して夏1勝を手にした利府・穀田長彦監督
は「(佐賀北は)目標としていた学校なので、自分たちの野球ができて勝てたことはうれしい」と素直に喜びを口にした。

 序盤は互いに無得点の展開。均衡を破ったのは1番を務める2年生・万城目だった。2死二塁から先制の中越え三塁打。続く上野も適時打を放ってこの日2点を奪うと、同点に追いつかれた後の6回にも、2死満塁から万城目が中前2点適時打を放ち勝ち越した。

 2安打3打点の万城目。指揮官に“借り”を返す活躍だった。0―0で迎えた3回、1死三塁で万城目に打席が回ってきた。「実は…。スクイズだったが『打ちたい』と言ってきた」と穀田監督。結果は見逃し三振で、後続も倒れて無得点に終わっていた。「貸しがあるんで打ってくれると思っていた」。指揮官は笑顔で振り返った。

 万城目は「チャンスで2本打てたので良かった。先制点のヒットが自分では納得していなかったので(6回は)もっとシャープにということで…抜けてくれて良かった」とニッコリ。「1年生から1番バッターを打たせてもらっているので、そういった部分では自信もある。地方大会は2年生があまり打てず、3年生が頑張ってくれた。甲子園では2年生が活躍して、もっともっと勢いをつけていきたい」と次戦の健大高崎戦に向けて、さらに気持ちを高めていた。

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