オリ安達 11回V三塁打 ペーニャは本盗!総力戦で白星もぎ取る

[ 2014年8月13日 05:30 ]

<西・オ>11回無死一、三塁、糸井の中犠飛で生還した安達(右)はナインに出迎えられる

パ・リーグ オリックス7-4西武

(8月12日 西武D)
 記憶に残る大熱戦になった。延長11回、オリックスは安達の2点適時三塁打などで3点を勝ち越し。最後は指名打者を外して、投手の岸田を4番に入れる総力戦で白星をもぎ取った。

 安達は「負けと勝ちでは全然違う。何とか打ちたかった」と殊勲打を振り返りながらも、大粒の汗が止まらなかった。

 楽天3連戦が全て雨で流れ、6日の日本ハム戦以来、6日ぶりの試合。それが理由ではないだろうが、波乱含みの幕開けだった。2回、2死一、三塁で、一塁走者のヘルマンが牧田のけん制球で挟まれたが、その間に三塁走者のペーニャが本塁に突入してホームイン。記録は重盗で、森脇監督は「ドミニカンプレーだね」と苦笑いし、ペーニャも「キャリアで初めて」というホームスチールで幕が開けた。

 その余韻からか、馬原、佐藤達という必勝リレー要員を投入しながら7回に追いつかれ、8回にはペーニャの勝ち越し打でリードを奪うものの、その裏にメヒアにソロを浴びて同点。延長10回と合わせて4度も先行しながら、4度とも追いつかれ、9回には先発要員の吉田一がブルペンで投球練習する一幕もあった。次回登板まで日程が空くための中継ぎ待機で、執念の森脇マジックも密かに用意されていた。

 負ければ首位のソフトバンクと5・5ゲーム差に広がっていたが、踏みとどまった。ドタバタながらも再出発した森脇監督は、「3試合とも延長戦になるんじゃないかな」と予告。波乱はまだまだ続く?

 ▼オリックス・岸田(3勝目も、延長10回に同点にされ)野手のみなさんに助けてもらいました。

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