部員14人で10年ぶり勝った!増穂商 猛暑で足つるピンチも

[ 2014年7月9日 05:30 ]

<富士北稜・増穂商>5回1死一、三塁、増穂商・渡辺は左越え3ランを放ちガッツポーズ

山梨大会1回戦 増穂商6―4富士北稜

(7月8日 山日YBS)
 山梨大会の開幕戦で10年ぶりの夏1勝。しかも、わずか14人の部員で逆転勝ちした。就任1年目の増穂商・中楯奨太監督は「疲れました」と言い、喜びをかみしめた。

 殊勲は2番の渡辺だ。同点の5回1死一、二塁から決勝の左越え3ラン。中学から野球を始めて「人生初」の本塁打で「“本当に入ったの?”と思った。まだ打った実感が湧かない」と驚いた。1メートル67と小柄ながら冬場に1日1000スイングをこなし、飛距離アップにつなげた。6月には右肩を脱臼し、今も満足に投げられないが、二→三→一と3ポジションをこなす器用さも披露した。

 気温32度を記録する猛暑の中、2選手が足をつって途中交代するアクシデントも乗り越えた。少数精鋭。指揮官は「部員が少ないので練習試合では1人2ポジションをやらせている」と胸を張った。

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2014年7月9日のニュース