和田 5回1失点好投も…リリーフ打たれメジャー初登板初勝利逃す

[ 2014年7月9日 12:21 ]

メジャー初登板を果たしたカブスの和田(AP)

ナ・リーグ カブス5―6レッズ

(7月8日 シンシナティ)
 カブスの和田毅投手(33)は8日(日本時間9日)、敵地でのレッズとのダブルヘッダー第2試合にメジャー初登板初先発、5回を1失点(自責0)に抑える好投で勝利投手の権利を得てマウンドを降りた。この後リリーフ陣がリードを守れず、和田の初勝利はなくなった。試合はレッズが9回サヨナラ勝ち、カブスは5連敗となった。

 初回、ハミルトンへの初球は89マイル(約143キロ)の直球がボール、結局四球で無死から走者を出したが続くフレージャーを遊ゴロ併殺に切って取ると、フィリップスも三ゴロで無失点で滑り出した。2回は2安打され2死一、三塁のピンチにもバーンハートを投ゴロに打ち取ってしのいだ。3回は先頭のコントレラスからメジャー初の奪三振、続く2人も打ち取ってこの試合初の3者凡退。

 4回も3人で片付け、勝利投手の権利がかかる5回は先頭のシューメーカーから3連打を浴び無死満塁とされたが、代打ヘイシーを空振り三振、ハミルトンを中飛に打ち取るも送球を一塁手が取り損ねる間に1点を返された(記録は中堅失策)。続くフレージャーの打席で捕手のカスティーヨが一塁けん制で走者を刺してピンチを切り抜けた。和田は5イニング、87球を投げ5安打1四球3奪三振のデビューとなった。

 打線は2回にコグランの右越え2ラン、3回にリゾの右越えソロ、オルトの左越え2ランが飛び出し3回までに大量5点を取って和田を強力に援護した。投げては和田をつないだリリーフ陣が崩れ8回に追い付かれると、9回にサヨナラ負けを喫した。

続きを表示

この記事のフォト

2014年7月9日のニュース