これぞ首位攻防戦…1点差で逃げ切り勝ち 秋山監督「疲れたな」

[ 2014年7月9日 22:42 ]

<ソ・オ>オリックスに勝利し、明石と喜ぶ今宮(右)

パ・リーグ ソフトバンク7―6オリックス

(7月9日 ヤフオクD)
 ソフトバンクの秋山監督が「最後の最後まで次どうするか考えていた。疲れたな」と振り返った首位攻防戦にふさわしいシーソーゲーム。1点差で逃げ切ったソフトバンクがオリックス戦の連敗を4で止め、勝率で上回って一夜で首位に返り咲いた。

 前夜は不発に終わった1、2、3番トリオが計6打点を挙げてチームを引っ張った。2点を追う4回、1死二、三塁から中村の右翼線への2点二塁打で同点とし、内川の内野ゴロの間に勝ち越し。中村は「気持ちは落ち込み気味だったが、自分に活を入れて頑張った」と前夜の雪辱を果たして表情を緩め、7回にはリードを3点に広げる適時二塁打をマークした内川も「昨日も迷惑かけたし、何とかしたいという思いで打席に入った」と笑顔を見せた。

 今宮は3回、「まさかホームランが打てるなんて思ってもみなかった」と自分でもビックリの同点2号ソロ。1点リードの6回にはセーフティースクイズを決めて勝利を引き寄せ、指揮官も「うまいこと決めてくれた」と22歳をたたえた。

 沖縄に大雨をもたらした台風8号は九州に接近中。10日の日中に上陸する可能性もあるが、今宮は「僕たちも台風に負けないくらい暴れ回りたい」と首位攻防第3Rの活躍を誓った。

続きを表示

この記事のフォト

2014年7月9日のニュース