藤浪 2軍落ち危機から“変身” ピンチは三振で切り抜ける「持ち味出せた」

[ 2014年5月27日 21:16 ]

<神・ロ>好投の阪神・藤浪

交流戦 阪神2―0ロッテ

(5月27日 甲子園)
 これでダメだったら2軍落ち。そんな危機感を持っての登板だった阪神・藤浪。結果は8回3安打無失点。プロ初完封は次回以降のお楽しみとなったが、今季最高の投球で約1カ月ぶりの白星が付いた。

 「ストライク先行で、ストレートで押していけたのが良かった」と変身ぶりを自己分析。前回登板のオリックス戦で最短の2回6失点降板。中西投手コーチとフォームの修正に取り組んだ。この日はノーワインドアップでの投球で、まずはカウントを有利にすることを心がけた。

 6、7回は得点圏に走者を背負ったが、6回は井口、7回はブラゼルを三振に仕留めた。「持ち味を出せた」と笑顔の右腕。プロ初完封も見えたが、7回に2四死球を出し、「悪い兆候がでてきた」(和田監督)ということで降板。それでも指揮官は「良かった。申し分ない」と絶賛。6月からもローテーションを守って、背番号19はマウンドに登る。
 

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2014年5月27日のニュース