西武の秘密兵器アブレイユ 初物続きでお立ち台「うれし過ぎて…」

[ 2014年5月24日 18:03 ]

<西・ヤ>4回2死、中越えに三塁打を放つアブレイユ

交流戦 西武12―8ヤクルト

(5月24日 西武D)
 西武の秘密兵器が支配下登録から2戦目でいきなり結果を出した。

 22日に支配下登録されたアブレイユは、23日に1軍登録されると即スタメンも2打数無安打。2試合連続スタメンとなった24日は初回、プロ初安打となる適時打を左前に放つとすぐさま盗塁。さらに適時打2本と中越え三塁打を加え、初安打から4本連続で快打を放った。

 12年秋季キャンプで入団テストを受け、育成選手契約。昨年1年間は2軍で過ごし、初安打初打点初盗塁に初ヒーローインタビューと初物が続いた1日に「ずっと1軍でプレーしたいと思ってきたので、ここまで来られてうれしい。(初安打は)これまで打ってきた中でも一番の感触。うれし過ぎて言葉が見つからないくらい」と感慨深げだった。

 来日してから表舞台に上がるまで時間がかかったが、「2軍で去年ずっと過ごしてきて、日本の野球に慣れるために必要な時間だったのかなと思います」。昨年、今年と2軍でほぼフル出場。「助けが必要なときに手助けをしてくれたコーチのおかげです」と指導者への感謝も口にした。

 最下位に沈む中で現れた新星に伊原監督は「遠い国から来て2年間育成で苦労して。いつかはいつかはということで晴れの舞台で。アドレナリンですか、ものすごいものがあると思いますよ」と目を細めた。

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2014年5月24日のニュース