森脇監督「においがあった」…比嘉が佐藤達が今季初被弾

[ 2014年5月22日 05:30 ]

<オ・神>6回2死一塁、比嘉(左)は代打・新井に左中間2ランを浴びる

交流戦 オリックス6―7阪神

(5月21日 京セラD)
 左翼5階席へ消えていく打球を、オリックス・佐藤達はぼう然と見送るしかなかった。9回2死から、ゴメスに勝ち越し弾を浴びて、まさかの終戦。森脇監督は「勝ち負けの責任はぼくにある。だれを責めるというゲームでもない」と選手をかばうしかなかった。

 自慢の救援陣が痛打された。6回には比嘉が新井に同点2ランを浴び、9回には佐藤達。ともに防御率0点台を誇る自慢のセットアッパーだが、2人とも今季初被弾となった。比嘉は「一番やってはいけないことをしてしまった。申し訳ないです」と肩を落とした。勝ちパターンで試合が進んでいただけに、痛い逆転負けだった。

 ただ、2人を責めるのは酷だ。指揮官が「最初から騒がしい感じのゲームだった」と振り返ったように、初回からミスがあった。鳥谷、マートンは記録上は安打となったが、打ち取れていた打球。今季初先発だった新人の東明の足を引っ張った。そして安達が5回に勝ち越し3ランを放ちながら、6回の守備で失策。「5回の4点で決まったと思いたかったが、(試合が荒れる)においがあった」と指揮官は複雑な表情を浮かべた。

 今季2度目の7連勝を狙ったが、あえなく6でストップ。それでも森脇監督は「ミスをしないにこしたことはないが、これまではミスをカバーしてきた。まだまだ道のりは長い。みんなが途上」と再発進を促した。

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2014年5月22日のニュース