2安打の鉄平「どげんしたとですか?」 5番候補名乗り

[ 2014年2月10日 05:30 ]

紅白戦の2回、鉄平は投手強襲の移籍“初安打”を放つ

オリックス紅白戦 紅組3―2白組

(2月9日 宮古島)
 思わず故郷・大分の方言でリアクションした。オリックス・鉄平の第一声は「どげんしたとですか?」。バルディリス(現DeNA)の抜けた5番の後任候補が紅白戦で2安打1打点とアピールしたのだから、本人がいくら驚いても、報道陣が周りを囲むのは自然だった。

 2回、八木の初球を中前に運び、4回は1死一、二塁でフルカウントから伊原の直球を中前に落とす適時打。3日の紅白戦では2三振を喫したが、直球、変化球それぞれに対応するというテーマを実行しての2安打に「結果が出てホッとしています。若い子に負けないようにアピールしなければ」と胸をなで下ろした。

 楽天で09年に首位打者を獲得したが、ここ3年間は打率2割台の低空飛行。「打撃が売りです、と言えるほどまで戻したい。3割は打ちたい」と、トレードでのオリックス移籍をきっかけにする決意だ。森脇監督は「キャリアもあるし、いろんな打順に当てはまる要素を持っている。コンスタントに結果を出せば心強い選手」と笑み。ベタンコート、ペーニャらと中軸を争う選手の活躍で、チームにも活気が出そうだ。

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2014年2月10日のニュース