原監督“後継者”松井氏に「技術、精神両面からの指導」要望

[ 2014年1月17日 05:55 ]

巨人から将来的な監督就任を正式要請された松井氏

 巨人は16日、都内のホテルでスタッフ会議を開き、巨人OBの松井秀喜氏(39)の宮崎キャンプ(2月1~13日)の臨時コーチ就任を正式発表。松井氏を後継者に指名している原辰徳監督(55)は技術、精神両面からの指導を要望した。

 原監督は昨シーズン後に新たに2年契約を結んだ。第2次政権は、15年シーズンで節目の10年目を迎える。松井氏のコーチ入閣など、スムーズな監督への移行期間も視野に入れた上で、早ければ16年にも松井監督誕生となる。

 その第一歩が2月1~13日の宮崎春季キャンプでの臨時コーチだ。10日に白石オーナーから「いろんな助言をしてもらいたい」と要請された松井氏は「分かりました」と快諾したという。原監督も「彼ほどのキャリアを持っている選手はウチにはいない。もちろん、打撃技術、野球の知識という部分もあるが、巨人に世界で通用するメンタルを注入してもらいたい」と語り、その要望は松井氏にも伝えている。

 巨人、ヤンキースと日米で頂点に立った経験、そして09年ワールドシリーズMVPなど大舞台で活躍するメンタリティーは、昨年、日本シリーズで楽天に敗れ、40年ぶりの日本一連覇を逃した選手にとって、大きな力となる。グラウンドだけではなく、選手宿舎で「松井講座」が開かれる可能性もあり、大きな注目を集める。

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