T―岡田 改名指令やんわり“拒否” 森脇監督荒療治もこだわりが…

[ 2014年1月17日 05:30 ]

スッキリボディーで手応えたっぷりに自主トレを行うT―岡田

 オリックスのT―岡田外野手(25)が16日、森脇監督から登録名変更を勧められた。新人合同自主トレを視察した指揮官は、同じく神戸市内の合宿所で自主トレ中だったT―岡田の練習も視察。打撃改造や減量など、復活を期す若き大砲に「名前を変えてもいいんじゃないか。とんでもない変化を好むぐらいでないと、人間は変われないもの」と持論を展開して、登録名を岡田貴弘に戻すことを勧めた。

 登録名のT―岡田は09年オフにファン投票で決定。翌年には早速、本塁打王を獲得するなど思い出の強い名前で、本人も「こだわりがある。みんなにティーと呼んでもらっているので、変えるのは寂しい」と困惑気味。変えろと厳命したわけではないが、森脇監督は「ロングヘアーにするとか、外的要素にあたる見た目から変えることは大事なこと」と、復活への強い意志を期待した。

 練習には秘密兵器も持参した。芯の部分がふくらみ「T」の形をしたティー打撃専用バットで「ヘッドを感じて振れるのが一番大きい。初心に帰って、球をどれだけとらえられるか」とTバットを沖縄・宮古島キャンプにも持参することを明かした。

 昨年11月から始めている減量も成功し、5年ぶりとなる98キロ台に突入。「これから先の野球人生が掛かる一年になる」と意気込む。まずはキャンプ第1クールに予定されている紅白戦でのアピールが前提条件だが、T―岡田の名前を守るためにも、打棒復活がカギになりそうだ。

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2014年1月17日のニュース