メジャー挑戦のパイオニア 野茂氏 最年少45歳4カ月で殿堂入り

[ 2014年1月17日 16:43 ]

野球殿堂入りを果たした野茂氏は、ドジャーズ時代の写真を手に記念撮影に納まる

 今年の野球殿堂入りが17日、東京都内の野球殿堂博物館で発表され、競技者表彰のプレーヤー表彰として、近鉄やドジャースなどで日米通算201勝を挙げた野茂英雄氏(45)、横浜(現DeNA)とマリナーズで日米通算381セーブを記録した佐々木主浩氏(45)、西武とダイエー(現ソフトバンク)で計7度の日本一を支えたソフトバンクの秋山幸二監督(51)をそれぞれ選んだと発表した。

 野茂氏は史上最年少の45歳4カ月での選出。日本では近鉄1年目の1990年に18勝を挙げ、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率とタイトルを独占。MVP、新人王、沢村賞、ベストナインの栄誉にも輝いた。95年にドジャースに入団すると「トルネード投法」でメジャーを席巻し、いきなり最多奪三振のタイトルを獲得。計12年で123勝をマークし、ア・ナ両リーグでノーヒットノーランを達成した。

 “ハマの大魔神”として知られた佐々木氏は、フォークボールを武器に最優秀救援投手を5度獲得。98年には横浜を日本一に導き、メジャー移籍後も01、02年のオールスターに出場するなど、4年間で129セーブを挙げる活躍を見せた。

 通算2157安打、437本塁打、303盗塁をマークした秋山氏は、西武で日本一6度の黄金期を支えた。94年にダイエーへ移籍し、99年の日本一に貢献した。

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2014年1月17日のニュース