希望額申請からスタート 米球団との交渉は30日間

[ 2013年12月25日 18:05 ]

 楽天が田中の米移籍を容認し、新制度で初の手続きを行った。球団が譲渡金の希望額に健康診断書を添え、日本野球機構(NPB)に申請する規定になっている。

 NPBから連絡を受けた米大リーグ機構(MLB)は全30球団に通知。通知翌日から30日間、希望額を支払う意思のある全球団が交渉できる。交渉期間中は契約が成立するか、契約がまとまらずに期限となるまで、田中側にMLB、NPB、楽天への交渉過程の報告義務はない。フリーエージェント選手とほぼ同じ立場で代理人と移籍先を選択する。

 合意すれば楽天は譲渡金の最初の分割払いを受領後、5営業日以内に保留権を手放さなければならない。大リーグのキャンプはバッテリー組の集合日が2月中旬。これまでの日本選手の例から、田中も2月上旬には渡米して体を慣らし、チームに合流することになりそうだ。

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2013年12月25日のニュース