300勝投手が2人 殿堂入り候補に豪華な新メンバー

[ 2013年11月27日 09:27 ]

 米野球殿堂入りの一つの目安が投手は300勝以上とされ、「メキシコの怪童」と呼ばれた173勝のフェルナンド・バレンズエラ氏も入っていない。123勝を挙げた野茂氏の、日本選手のパイオニアとしての功績がどれだけ評価されるか。

 新たに殿堂入り候補となった19人には、355勝のマダックス氏らそうそうたるメンバーがそろう。ブレーブスなどで活躍したマダックス氏は1992年から4年連続でサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を獲得。17年連続で15勝以上をマークするなど制球力を武器に安定した成績を残し続けた。305勝のグラビン氏はブレーブスではマダックス氏の同僚だった。シーズン20勝以上を5度記録し、サイ・ヤング賞には2度選出された。

 打者ではホワイトソックスなどでプレーした521本塁打のトーマス氏が際立つ。通算打率3割1厘で首位打者経験もあり、力と確実性を兼ね備えた打撃が持ち味だった。93、94年に2年連続でア・リーグ最優秀選手(MVP)に選ばれた。

 前年からの候補にも3060安打のクレイグ・ビジオ氏や91年のワールドシリーズMVPで254勝のジャック・モリス氏ら有力候補がいる。(共同)

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2013年11月27日のニュース