中大・島袋 自己最多14K 最速147キロ直球制球アップ

[ 2013年9月20日 06:00 ]

<中大・拓大>14奪三振で完投勝利した中大・島袋

東都大学野球第2週第1日 中大5―1拓大

(9月19日 神宮)
 1回戦2試合が行われ、第2試合は今季初戦の中大が拓大に5―1で先勝した。エース左腕の島袋洋奨投手(3年)が14三振を奪い、5安打1失点で完投した。第1試合は青学大の4番・杉本裕太郎外野手(4年)が2打席連続本塁打を放ち、駒大に3―2で勝利した。

 春に続き、チーム開幕戦の先発を託された島袋が躍動した。トルネード投法から最速147キロの直球主体に、9回では自己最多となる14奪三振で通算10勝目。四死球も3つに抑え「感じが良かったので9割方直球。春より制球が良くなっている」と手応えを口にした。

 夏の期間は1日100球前後の投げ込みで8割を直球に充てた。内角低めに集中的に投じ、その後は外角低めに投げ続ける練習法を取り入れ、制球力をつけた。0―1の6回1死一、三塁では「失点したら勝ちはない」と4、5番打者に対して12球連続で直球勝負し、連続三振で切り抜けた。

 雨のため東京六大学の試合が順延し、予定より2日遅れの登板だったが「(試合日を)予測して調整がきちんとできた」と影響を感じさせない投球。秋田秀幸監督は「来年プロへ行きたいんでしょう。気持ちがしっかりしている」と成長を実感していた。

 ▼拓大・尾松(6回1/35安打3失点で今季2敗目)ピンチで粘れなかったのが自分の甘いところ。点を取られてから、切り替えられなかった。

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2013年9月20日のニュース