宮本 ライバル岩村“歓迎”「どちらもクビを懸けて」

[ 2012年12月20日 06:00 ]

岩村との三塁レギュラー争いを受けて立つ構えのヤクルト・宮本

 ヤクルト・宮本が野球人生を懸けて、岩村とガチンコ勝負に挑む。都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3500万円ダウンの年俸1億6500万円プラス出来高でサインしたが、金額はどうでもよかった。

 力を込めたのはメジャー、楽天を経由し、来季から古巣復帰する岩村についてだった。「ポジション争いではいい勝負ができる。どちらもクビを懸けてやりましょう」。11日に行われた岩村の入団会見で来年で43歳となるベテランは、8学年下の後輩から「挑戦したい」と、三塁レギュラー争いを宣戦布告された。

 宮本にとってもこれが刺激になっている。「彼(岩村)だって(10年の)メジャー最終年を入れたら、最近3年間成績が悪い」。日米通算205本塁打の大砲にも、自らが大きな壁となるつもりだ。元ヤクルト監督の古田敦也氏の通算2097安打まで残り27安打だが、「数字はもういい」と記録に興味はない。目指すのは日本一だけ。岩村との競争がチームに好影響を与えるのなら本望だ。「(引退すると)言い続けてきたが(今後は)もう言いません。やめる時が来たら言います」。その目は本気だった。

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2012年12月20日のニュース