マー君まずはWBC球“攻略” 前回はスライダーで苦労

[ 2012年12月20日 06:00 ]

仙台市内の室内練習場でキャッチボールを行う楽天・田中

 来年3月のWBCで侍ジャパンのエースとなる楽天・田中が、年内にもWBC球での投球を開始する。Kスタ宮城の室内練習場でキャッチボールを行った右腕は「WBC球への対応は難しい。こっち(日本)で触るのと、向こう(米国)で触るのとは(気候によって感触が)また違ってくる」と打ち明けた。

 09年前回大会は最年少の20歳でメンバー入り。1月から本格的に公式球で投球を行ったが「スライダーが曲がらない」と苦労した。WBC球は近日中にも球団に届く見込みで、今大会はエースとして期待されるだけに早めに感触をつかんでいく。年内は仙台で練習し、年明けは小山伸、青山らと静岡、千葉で合同自主トレを行う。国際経験は豊富だが、慢心はない。世界3連覇に向けて、まずはWBC球を早期に「攻略」する。

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2012年12月20日のニュース