浩二監督 キューバ視察へ 1次リーグ同組の強豪チェック

[ 2012年10月23日 06:00 ]

テレビ番組に出演した侍ジャパン山本監督(左)と広島・前田

 来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンの山本浩二監督(65)が11月10日から台湾で行われるキューバ―台湾の対抗戦3試合を視察することを22日、明かした。

 広島市内で取材に応じた山本監督は「キューバと台湾の試合を見に行く予定がある。それも(近日中に)発表があるだろう」と語った。キューバ代表は台湾で11月10日にWBC台湾代表、同11、13日に同プロ野球選抜と対戦する。現在はハバナで連日紅白戦を行い、同遠征のメンバー28人の絞り込みを行っている。

 侍ジャパンは、キューバと11月16日(ヤフードーム)、同18日(札幌ドーム)と2試合を行う。1次リーグで同組となるキューバ代表の情報は、アジア諸国と比べて圧倒的に少ない。しかも、日本との親善試合で、キューバが戦力全てを披露するとは考えにくい。また、台湾は15日からWBCの1次ラウンド進出を懸けて予選ラウンド(台北)を戦うだけに、真剣勝負が期待できる。スコアラーも派遣し、キューバ各選手の動きを徹底チェックする方針だ。

 1次、2次ラウンドを通じて、最大のライバルとなるキューバ相手の情報収集は、大会3連覇を目指す日本にとって、重要なテーマとなる。

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2012年10月23日のニュース