伊東監督 井口らに特別扱いなし“通告”「勝ち取って」

[ 2012年10月23日 06:00 ]

合同自主トレであいさつするロッテ・伊東監督

 ロッテの伊東新監督が、監督就任後初めて本拠のQVCマリンでの秋季練習を訪れ、里崎、井口、サブロー、薮田、福浦、小野、渡辺俊、成瀬の8人には、ベテランであっても特別扱いしないことを伝え、競争原理でチームを活性化させる意向を示した。

 全体へのあいさつの前に、あえて伝えておきたいことがあった。経験豊富な8人を監督室に呼び入れ、時間にして5分弱。「ポジションをすんなり用意するわけではない。若手と競争してポジションを勝ち取ってくれ。僕は負けることは凄く嫌い。勝ちに対して妥協はしたくない。一生懸命やっている選手を優先的に使うつもり」。チーム再建の鍵を握るベテラン勢に活を入れ、最後は「来年はこの時期までユニホームを着て日本シリーズに出よう」と固い握手を交わした。

 選手も指揮官の言葉に刺激を受けた様子。同じ捕手の里崎が「それは当たり前のこと。やることは変わらないですね」と言えば、小野も「どんどん話をしてきてほしいと言われた。いい刺激をもらえそうだし、強くなりますよ」と力を込めた。

 伊東監督は、11月1日に千葉県鴨川市で始まる秋季キャンプから指揮を執る。

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2012年10月23日のニュース