ホールトン　中３日で“失態”挽回「体がいい反応をしてくれた」

＜巨・中＞巨人の先発・ホールトンは５回を２安打無失点で勝利投手に

セ・リーグＣＳファイナルＳ第６戦 巨人４―２中日

（10月22日 東京Ｄ）
　米国時代も含め、初めての中３日で先発した巨人・ホールトンが前回登板の屈辱を晴らした。初回、２四球で１死一、二塁としたがブランコを１３６キロ直球で見逃し三振。続く和田は１２８キロスライダーで空振り三振に仕留めてリズムに乗った。

　５回２安打、無失点で勝ち投手となり、「前回はいろんなことがあった。今回は集中力を切らさないように自分の投球をすることを心掛けた。（中３日にも）体がいい反応をしてくれた」と胸を張った。

　１８日の第２戦では初回に大島のゴロを捕球も、グラブに挟まって抜けないことから、そのまま一塁にトスしたが判定はセーフ。２回には打者の足に打球が当たったと勝手に判断し、適時内野安打にしてしまった。３回２／３で３失点ＫＯ。そんな失態を挽回する好投だ。「日本シリーズ進出に貢献できてうれしい」。ソフトバンク時代の昨季に続く２年連続日本シリーズ。大一番で今季１２勝の意地を見せた。

　≪ホールトン　外国人では最多２勝目≫ホールトン（巨）が勝利投手。巨人では１０年東野（敗戦投手）、前日の内海（勝敗なし）に次ぐ３人目のＣＳ中３日先発だったが、初めて勝利を挙げた。これで、ホールトンは、ソフトバンク時代の１０年ファイナルＳのロッテ第３戦以来となるＣＳ２勝目。プレーオフ、ＣＳの通算最多勝は、ダルビッシュ（日）、吉見（中）の各５勝だが、外国人では最多になった。（１勝が８人）。