「８０％変化球」堂林、読み勝ち先制２点二塁打！

＜中・広＞貴重な２打点をを挙げ、ファンの声援に応える広島・堂林

セ・リーグ 広島２－１中日

（9月5日 ナゴヤＤ）
　力強い打球が左中間を真っ二つに破っていく。４回２死一、三塁で、敵地でありながら地元愛知県出身の広島・堂林が先制の２点二塁打だ。

　「少ないチャンスをものにしたかった。ナゴヤドームでチームが勝てていないのは知っていたので良かった」

　球種もコースも、ソト―小田の中日バッテリーの配球はある程度、読めていたという。外角チェンジアップが３つ続き、外角スライダーを挟んでの２ボール２ストライクからの勝負球。「直球は来ない。８０％変化球だと思っていた」。外角の変化球に絞り、読みどおりの軌道を描いてきた真ん中低めチェンジアップを強振した。

　７回は左前打、９回にも中二塁打を放った。８月２８日ヤクルト戦（神宮）以来、７試合ぶり４度目の３安打。「この調子で、これをきっかけにいければいい」。ＣＳの舞台となりそうなナゴヤドームでの連敗を１０で止めたのは大きい。