福地が決めた!ヤクルト、サヨナラ勝ちで3位広島に1差

[ 2012年9月2日 21:24 ]

9回、サヨナラ二塁打を放ち祝福されるヤクルト・福地(中央)

セ・リーグ ヤクルト1―0中日

(9月2日 神宮)
 ベテランの一振りが試合を決めた。ヤクルトは0―0で迎えた9回2死一塁、代打・福地が左翼線を破る。「当たりが良すぎて(一走の)川本の足じゃ還って来れないかなと思った」と福地だが、川本が生還し、中日にサヨナラ勝ち。CS進出を争う3位の広島が阪神に敗れたため、その差は1ゲームに接近した。

 先発の村中が9回を6安打無失点と好投。福地は「せっかく0で抑えていたのに、勝ちがつかないといじけるかなと」と独特の言い回しで表現したが、「何とかしてやろう」の気持ちは強かった。「ずっと結果が出せていなかったので、どこかでカマしてやろうと思っていました」。

 2分けを挟んで約2カ月ぶりの3連勝。再び上昇気流に乗りそうな気配も漂ってきた。「夏は終わりましたが、球場は熱く、激しく応援お願いします」。大仕事をやり終えたベテランは力強くスタンドのファンに呼び掛けた。

続きを表示

この記事のフォト

2012年9月2日のニュース