巨人 清武氏を疑う8つの理由「朝日に持ち込まれた内部資料は24件」

[ 2012年5月27日 06:57 ]

 巨人の契約金超過問題に関する報道に関して、外部有識者による調査委員会(3月23日設置、座長・高野利雄弁護士)による調査報告書を受けて球団が作成した「調査結果の概要」の中で、「事実認定」にある項目は8つある。

 (1) 新人契約金標準額超過問題で朝日新聞に持ち込まれた内部資料は、少なくとも24件。

 (2) これらの内部資料に接触できたのは球団内部の人間。

 (3) 朝日新聞に持ち込まれたと認められる資料のうち「A選手とB選手に関する社長報告」「巨人軍の現状報告」「オーナーへの報告」は山室代表時代、「新戦力獲得費用一覧」「C選手宛の書簡」は三山代表時代のものと認められる。

 (4) (3)を含めた24件の書面について所持した可能性のある人物、持ち出せる可能性があるのは桃井氏と清武氏の2人。

 (5) 桃井氏は現職社長であり、朝日新聞に内部重要資料を持ち込み巨人軍批判記事を掲載させることは考えられない。

 (6) 清武氏は昨年11月11日の渡辺氏批判会見後、解任され、損害賠償請求訴訟を提起し係争関係にある。

 (7) 清武氏は11月18日に部下4人に手伝わせ代表室内の資料等を荷造りさせ、計32箱の段ボールのうち7箱を自宅、25箱を出版社のワックに送付。

 (8) 清武氏は11月11日の記者会見翌日の12日と13日に各1回、16日に4回、17日に1回、巨人軍の社有携帯電話から朝日新聞記者に電話。これ以前の少なくとも5カ月間に同記者を含む朝日新聞記者と連絡を取った事実は確認されていない。

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2012年5月27日のニュース