神宮球場大好き!マートン復帰で活気出た阪神打線 

[ 2012年4月5日 08:37 ]

阪神打線の起爆剤になったマートン

セ・リーグ 阪神5―5ヤクルト

(4月4日 神宮)
 頼れる男が帰ってきた。左太もも裏の筋挫傷で出遅れていた阪神・マートンが「6番・右翼」で先発復帰。自身にとっての“開幕戦”でいきなり2安打を放ち、全快をアピールした。

 「勝てなかったのが残念。なんとか追いつけたし、そういう部分ではやるべきことができた」。

 今季初安打は5回の第2打席だった。先頭で打席に入ると館山の132キロチェンジアップを中前にはじき返してチャンスメーク。その後、2死一、二塁から平野の右前打でホームを踏んだ。そして、ハイライトは8回だ。ブラゼルの2ランで1点差に迫ると、押せ押せムードの中で無死から中前打を放って同点の走者として出塁。三進後、俊介のスクイズで本塁を踏んだ。ダイヤモンドを駆け回る助っ人の姿を見れば、もうケガの心配はいらない。

 相性も味方につけた。昨季、対ヤクルト戦の打率・400はセ・リーグ相手の対戦カード別最高。さらに、神宮となれば・425と上昇する。大好きな球場で、負傷離脱によってたまったフラストレーションを一気に吐き出した。

 「ここまでできると思わなかった。明日(5日)は(長女の)メイシーの2歳の誕生日だし、絶対に勝ちたいね」

 和田監督も「下(2軍)での打席数が少なかったからどうかなと思ったけどさすがのバッティングだね」と絶賛し、5日の打順について聞かれると「日々変わることだからね」と上位に変更する可能性を示唆。希代のヒットメーカーが、猛虎をけん引していく。

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2012年4月5日のニュース