10チームに拡大!大リーグ機構が新プレーオフ制度発表

[ 2012年3月4日 06:00 ]

 大リーグ機構は2日(日本時間3日)、今季から出場チーム数を2増やして10チームで実施される新しいプレーオフの制度を発表した。

 両リーグの地区優勝チーム以外の勝率上位2チームをワイルドカード(WC)とし、WC同士で地区シリーズ進出を懸けた1試合を行う。地区3位のチームでもワールドシリーズ制覇の可能性が出てくるため、消化試合が大幅に減るメリットがある。

 制度改正は現行の方式となった95年以来初。バド・セリグ・コミッショナーは「チームやファンの熱をさらに盛り上げ、利益も増える」と話した。00年メッツでは地区2位からワールドシリーズに進出し、05年ロッテではリーグ2位から日本一となったレッドソックスのボビー・バレンタイン監督は「ファンも選手もシーズン終了まで力が入る。いいことだと思う」と歓迎した。

 一方で、11度のポストシーズンを経験しているブレーブスのジョーンズは、NBAが30チーム中16チームがプレーオフに進出することに触れ「そのうちプレーオフに出るチームの方が多くなってしまうのでは」と危ぶんだ。

 ≪地区シリーズは変則開催≫プレーオフ枠拡大の決定前に今季の全日程が決まっているため、5回戦制の地区シリーズは今年のみ変則的に開催される。本来は第1、2戦と第5戦が勝率上位チームのホームゲームであるところを、第3~5戦を上位チームの本拠地開催と変更。ワイルドカード決定戦が増えた分、地区シリーズの移動日を減らす措置を取った。

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2012年3月4日のニュース