他球団007も驚がく…ダル、初実戦1回無安打零封!

[ 2012年3月4日 06:00 ]

紅白戦で、1回を1奪三振無失点に抑えたダルビッシュ

紅白戦 控え組1-2主力組

(3月2日 サプライズ)
 上々の実戦デビューだ。レンジャーズのダルビッシュ有投手(25)が2日(日本時間3日)、紅白戦に3回から3番手で登板。主力打者を相手に1回を無安打無失点1四球で、最速96マイル(約154キロ)を記録した。

 紅白戦にもかかわらず、バックネット裏では5球団が偵察。150キロ台で鋭く変化するツーシームの威力に驚がくし、「ハラデー級」と大リーグ最強右腕の名前を挙げて称賛した。

 紅白戦では異例の光景。スタンドがないネット裏には入札で敗れたブルージェイズなど5球団のスカウトが集まった。3回から登板したダルビッシュは初球に93マイル(約150キロ)を出すと、3番ハミルトンへの3球目ツーシームは96マイルを記録する。21球中13球が150キロ超え。実戦初登板のインパクトは十分だった。

 「最初の実戦で凄くいい打者に投げられたので、楽しかった」

 ここまで4度のフリー打撃登板はマイナーの打者が相手。しかし、この日は10年リーグMVPのハミルトン、04年本塁打王のベルトレら主力4人と対戦した。実力を測るには申し分ない相手。出番が読めない中継ぎ登板と強風もあり、制球に苦しんで1四球を与えたが、安打は許さなかった。

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