セも今季から予告先発!阪神同調、8日臨時理事会で承認へ

[ 2012年3月4日 06:00 ]

 セ・リーグが先発投手を事前に告知する「予告先発」を今季から導入することが3日、確実になった。8日の臨時理事会で承認される見通し。同制度はパ・リーグでは94年から実施している。

 セ・リーグは昨季まで2年連続で観客動員数が減少しており、人気回復に向けたファンサービスの一環として予告先発の導入を検討。1日の理事会では阪神を除く5球団が賛成の意向を表明した。しかし、全会一致が原則のため結論は先送りになっていた。唯一導入に慎重な姿勢を示していた阪神だが、2日に坂井信也オーナー、南信男球団社長、和田監督らが今後の対応について協議。この日までに意見がまとまり、球団幹部は「反対し続けるような案件ではないので、賛成すると思います」と明かした。

 阪神が賛成する5球団に同調する姿勢を固めたことで、予告先発導入への障害は完全になくなった。ただ、阪神の南球団社長は「CS、日本シリーズでもやるとなれば反対。短期決戦では駆け引きも大きな要素」と語っており、検討課題も残されている。

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2012年3月4日のニュース