中日スクイズで勝ち越し!「高校球児スタイル」で逆転勝ち

[ 2011年8月6日 22:05 ]

8回中日1死一、三塁、代打英智が勝ち越しの投前スクイズを決める

セ・リーグ 中日7―6横浜

(8月6日 ナゴヤD)
 借金5で5位と元気のない中日だったが、計21人を投入する“全員野球”で1勝をもぎ取った。

 先発の伊藤が今季先発ではチーム最短の1回2/3でマウンドを降り、7安打4失点と序盤から横浜に5点のリードを許し、はね返すのは難しいかと思われたが、2―5の8回に反撃開始。先頭の荒木が四球を選び、続く藤井も粘って10球目に左前打。グスマンが歩き満塁とすると、前の打席まで3打数無安打2三振の森野が、「前の打席で三振していたので、ここで打たなきゃ4番じゃないと思った。いい仕事ができた」と鬱憤を晴らす右翼線2点適時二塁打。和田が三振に倒れたが、続く平田は「どうしても勝ちたい」と執念の右前適時打で同点。さらに1死一、三塁から代打・英智のスクイズで勝ち越し(記録は犠打野選)、逃げ切った。

 英智は「スクイズのサインには、内心出た!と思ったけれど、相手に悟られてはいけないので、顔に出ないようにスクイズをした。今日、何とかしなきゃと思った」と小技の名手らしいコメント。「英智のベースボールスタイルである、高校球児スタイルです」と笑顔を見せた。

 2番手以降の救援陣も4~8回は横浜を無安打に抑え、追加点を許さず流れを引き寄せた。9回に1点差とされたものの何とか白星をつかみ、中日が最下位相手の連敗を免れた。

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