金沢・石田主将 堂々の宣誓「勇気を日本中の仲間に届けられるよう…」

[ 2011年8月6日 11:08 ]

第93回全国高校野球選手権大会の開会式で、「がんばろう!日本」の横断幕を背に選手宣誓をする金沢高の石田翔太主将

第93回全国高校野球選手権大会開会式

(8月6日 甲子園)
 「日本中のみんなが仲間です。消えることのない深い絆と勇気を日本中の仲間に届けられるよう全力でプレーする」―。開会式で選手宣誓を務めた金沢高(石川)の石田翔太主将(18)は、東日本大震災の被災地を含めた全国の人々に思いを込めて、甲子園でのプレーを誓った。
 出場49校の球児が見守る中、ひと言ひと言をかみしめるように宣誓。「伝えたいことは伝えることができた。緊張はなかった。(球場の)みんなが一つになっていた」。スタンドからは大きな拍手が送られた。
 
 宣誓のテーマは「仲間」や「絆」だった。「野球も一人じゃプレーできない。ここまで来た仲間と、これから戦う仲間と最高の試合をしたい」と言葉に力を込めた。
 
 ▼宣誓全文

 宣誓。春から夏にかけ、どれだけ時がたっても、忘れることがないさまざまなことが起きました。それでも失うばかりではありません。日本中のみんなが仲間です。

 支え合い、助け合い、頑張ろう。私たちは精いっぱいの笑顔で全国の高校球児の思いを白球に込め、この甲子園から消えることのない深い絆と、勇気を日本中の仲間に届けられるよう全力でプレーすることを誓います。

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2011年8月6日のニュース