金沢 特別な1日 ベテラン監督が一番緊張していた

[ 2011年8月6日 15:31 ]

伊勢工に勝利し、応援席へ駆けだす金沢ナイン

第93回全国高校野球選手権大会1回戦 金沢4―0伊勢工

(8月6日 甲子園)
 春夏計17回の甲子園出場を誇る名将が緊張して迎えた一戦だった。

 主将は開会式で選手宣誓の大役、チームは初日の試合。金沢・浅井純哉監督は、試合終了後「選手はリラックスしていたが、監督が一番緊張した1日。キャプテンの石田の宣誓に始まって、ゲームが勝てて幸せです」と話し、ホッとした笑みを浮かべた。

 「十分力は出せた」という浅井監督。攻撃は先制し、追加点が欲しい場面での効果的な本塁打が飛び出し、投げてはエースが完封と会心の初戦。「選抜で果たせなかった全校で校歌を歌うと約束が果たせた」と3年ぶりの甲子園1勝を喜んだ。

 夏の甲子園での初戦勝利はこれで5度目。しかし、2勝目が遠い。プロ注目の好投手を擁するだけに、今度こその期待は高まる。

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